【応接室 4名の場合】
・入口から最も遠い席が上座。
・2人掛けソファと1人掛けソファでは、2人掛けソファが上座。
・お茶を出す順序も席次に従う。
皆さまは、【左上右下(さじょううげ)】をご存知でしょうか?
日本の伝統的礼儀の一つで「左を上位、右を下位」とするしきたりです。
正面から向かってみると逆になるだけでなく、西洋では日本と逆で「右上左下」なため混乱しやすいです。
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席順マナーは、飛鳥時代に遣唐使を通じて中国から伝えられたもと言われています。
唐の時代の中国では「天帝は北辰に座して南に面する」との思想がありました。
天帝から見ると日は左(東)から上り右(西)に沈みます。
そのため日の昇る東は、日の沈む西よりも尊いとされ、左が右寄りも上位とされたのです。
現在では、室内や車内において席順と言うものは、年長者や目上の人に対する敬意であり、来客に対するおもてなしの気持ちです。
したがって、お客様、年長者、目上の人には出来るだけ良い席順を準備する必要があります。
ビジネスにおける『目上』とは、一般的に役職で決まり、同じ地位であった場合は、年長者が上座に座ります。
夫人同伴である場合は、婦人は原則とし夫の席順に準じるのが一般的です。
また、その部屋において、最も良いとされる席を上座と言います。
上座の逆とされる席を下座といい、最も地位の低い人や接待役の人物が下座に座ります。
【応接室 4名の場合】
・入口から最も遠い席が上座。
・2人掛けソファと1人掛けソファでは、2人掛けソファが上座。
・お茶を出す順序も席次に従う。
【応接室 6名以上の場合】
本来は、入口から最も遠い席が上座ですが、長テーブルに片側3名以上の場合、左図のように中央が上座となります。
4名関と同様、お茶を出す順番も席次に従います。
また、会議室の席次は、窓の位置や、会議室の場所によっても変化します。
例えば、上記の図の左側に窓がある場合は
【4名】の場合、右側が①②、左側が③④となり、
【6名以上】の場合は右側が①②③、左側が④⑤⑥となります。
これは、目上の人が窓からの景色を楽しめるようにと言う配慮によるものです。
また、応接コーナーが事務スペースの一角にある場合はデスクに近い方が下座になります。
目上の人が、事務スペースが視界に入り見苦しいだろうと、デスクに背を向けるように席を進めるのはNGなので気をつけましょう。
更に、訪問先の場合は相手が訪れるまで「下座に座る」または「立って待ちましょう」
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【会議室】
議長席を中心として、議長席に近い方が上座となります。
部屋の入口から遠い:上座
部屋の入口から近い:下座
と覚えておくと良いでしょう。
また、入口が中央にある場合は、議長席から見て右側が上座となります。
【和室】
床の間(掛け軸など)に近い席が上座、戸棚が次席となります。
庭や景色が見える場合は良い景色が見える席を上座とします。
【エレベーター】
操作パネル側の奥が上座、操作パネルの無い奥が次席
そして、操作パネルの前が下座となります。
また、エレベーターは「接待役のが、ボタンを押さなければいけない」と言う事は知っていると思いますが、乗り降りに関してもマナーがあります。
1、 エレベーターの扉が開いた際に、手でドアを押さえる
2、お客さまに先に乗ってもらう
※NG:開閉ボタンを押すために先に乗る行為。先に乗ろうとしている人と押し合うような形になります。
3、お客様や上司に、先に乗ってもらうことを優先する。
4、お客さまや上司が乗り込んだのを確認した後、最後に乗り込み、下座になるボタンの操作盤の前に立つ。
途中で誰かが乗り降りする際は、開閉ボタンを押しましょう。
到着後は最後に降ります。
先に降りるような状況になった場合には、手でドアを押さえ、目上の人が降りるのを待ちます。
もちろんエレベーターには他の人も乗っている場合がありますので、混雑している場合は、迷惑にならないよう動くことを優先しましょう。
【タクシー・運転手付きの場合】
図の通り、運転席の後ろが上座となり、後部座席に3人座る場合は中央が下座、
というのが原則ではありますが、タクシーの場合には、ドアから上座間で遠く、乗り降りが不便です。
そのため、乗車前に本人の意向を確認するとより丁寧な印象となります。
【メンバーの誰かが運転をする場合】
4~5人で乗車する場合は、助手席が上座となります。
後部座席に3人で座る場合はタクシー同様、中央が下座です。
3人で乗車する場合は、後部座席が上座となりますが「後部座席でよろしいでしょうか?」と一声かけると、印象が良くなります。
【道を歩く場合】
目上の人が先に歩くのが正しいです。
目下となる人は後ろを歩くようにしてください。
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また車道に面する道を歩く場合は、目下になる人が車道側を歩いてください。
いかがでしたか?
ビジネスマナーには習慣化しているものが多く、人によっては必ずしも本コラムで紹介したものが正しいとは限りません。
しかし、マナーの背景には、相手への思いやりや気遣いがあってこそ定着しました。
・お客様、年長者、目上の人の先を歩かない。
・相手をなるべく動かなくてすむようにする。
・相手がケガをしないように心配りをする。
このように、【思いやり】【気遣い】【敬い】【ルール】これらを守り、心地よい時間を過ごしてもらえるよう心掛けることが何より必要なのです。
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